習志野区貸出し

98年12月16〜27日


▲習志野電車区に初入区 8番線に留置され、番線移動はなかった
1998.12.27 習志野電車区 撮影・提供 海老原 淳氏

 

11月30日に三鷹以西での乗務員の訓練と思われる試運転の後、12月に入ってからは三鷹区内で、TIMSのソフトウエアデバッグ、三鷹車掌区乗務員対象の現車訓練、広報用と思われる写真撮影などで、確認した限りではまったく本線に出てこなかったが、16日夜、中央・総武緩行線経由で習志野区に回送された。目的は、習志野電車区検修員・乗務員の事前現車訓練であった。同区ではこの時点ですでに209系500番代の訓練(運転士は本線でのハンドル訓練の習熟運転も)終了しており、ワンハンドル運転台であるなど基本的に同じ950番代では本線での訓練運転は行なわれなかった。区内での、TIMSなどの500番代には無い装置の講習が中心だった模様である。留置は8番線で一度も移動しなかった。27日に営業開始に備えて貸出し各区から習志野区に戻る500番代と入れ替りに三鷹区に返却されたが、これは500番代返却により習志野区内での留置場所の確保が難しくなるためで、訓練は終了しておらず、翌日からは三鷹より回送での送込みとなった。

習志野区内留置情報提供:海老原 淳氏

 

習志野区貸出し・返却スジ



12月16日

                               

                                田 

                               

     
     └──────────────────────────┐
                                

列番 不明
※津田沼着は21:00過ぎの模様

 

12月27日

               回9881B           
19:22┌──────────────────────────┘18:11
     

※両日とも緩行線


 

習志野区貸出し:2

98年12月28・29日・99年1月4〜6日


▲209系500番代営業運転入りの日、中野電車区で3本並ぶ同系を尻目に訓練のため習志野区に回送される950番代
1998.12.29 中野電車区 

 

前述のように、12月28日からは三鷹区からその都度習志野区に回送される形となった。行路は三鷹から緩行線で一旦幕張まで行き、折返し津田沼へ、復路はこの逆であった(運用表参照)。習志野区内では、27日までの訓練の続きが行なわれた模様である。往路はなかなか良い時間帯であり、正月休みの時期で、さらに29日からは500番代が営業運転に入ったこともあり、沿線にはファンの姿も目立った。500番代とのすれ違いも多く見られた。12月30・31日と三が日は回送がなかったが、30日は三鷹区で各機器の機能確認が行なわれた模様。なお、この習志野区への回送の最終日、1月6日は、予定では三鷹までとなっていたが、6日の夜には次の貸出先である中野電車区に入庫していたとのことであり、実際に三鷹まで戻ったのか、途中の中野で取込まれたのかは未確認である。

 

習志野区貸出し・返却スジ

12月28・29日、1月4〜6日 

                               

                        

                               

     ◯       回9980B
 9:12└───────────────────────────┐

                        ┌────────┘
                        

                        ◯
             回9181B     └────────┐

23:01┌───────────────────────────┘
     

※1月6日は三鷹まで運転されたか未確認

 


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