500番代の動き

98年11月9日〜


▲信越線を快走
1998.11.9 越後石山-亀田間


▲950番代と同じくEF64 1031牽引の配9772で品川に到着
1998.11.11 品川


▲津田沼に到着後習志野電車区に引き上げる
1998.11.12 津田沼 撮影・提供 海老原 淳氏 


▲習志野区乗務員訓練
1998.11.25 幕張本郷-幕張 


▲中野区に入区し103・201・205系と並ぶ
1998.11.26 中野電車区 


▲三鷹区に入区し209系950番代と並ぶ
1998.12.16 三鷹電車区 


▲武蔵小金井区の検修員事前訓練のための貸出しで初めて三鷹以西に入線 回9381C
1998.12.16 東小金井付近 


▲武蔵小金井区では2番線に留置、区内での番線の移動はなかった
1998.12.26 武蔵小金井電車区 


▲営業入り初列車の658C津田沼発千葉行 充当されたラシ52編成にはステッカー式マークがつけられた
1998.12.29 津田沼 


▲千葉着後、折返し759Cで中野に向かう ヘッドマークは前後で若干(ふちの色)が違う
1998.12.29 幕張本郷付近 

 

11月9日、新津車両製作所製の209系500番代第一編成が、信越線で公式試運転を行った。同車は、10月4日の「創業祭」でも製造途中の姿が公開されていたが、その時の姿から大きな変更もなく完成されているようである。公式試運転は前回の950番代の時と同じ、新津―亀田1往復、新津―新潟3往復の行程で、時間も一緒だった。性能的には京浜東北線用の0番代と同じであると思われ、発車時のVVVFサウンドも同じようであった。同編成は11日に機関車牽引の配給列車で品川へ、12日には臨スジで習志野区まで回送された。

500番代は、今年度中に9編成が出揃う予定だが、この第一編成の習志野到着により、習志野区の検修員の訓練が始まり、11月21日からは、乗務員のハンドル訓練も西船橋―幕張間で開始された。25日にはその編成を中野電車区(運転区)へ回送、28日から同区の乗務員訓練が中野―西船橋間で始まった(12月27日までの模様)。また、第二編成が11月27日に習志野区に到着したのを受けて、同編成を使用して再び習志野区の訓練運転が12月2日から行われている。

そして、この2編成目のラシ52編成は、12月13日の夜に三鷹区に回送され、27日まで同区の検修員の現車訓練に使用された。また12月16日から27日までは、仕業検査も担当する武蔵小金井区にも、12月13日に習志野区に到着したラシ53編成が貸出され、同区の検修訓練に使用されている。三鷹区からの52編成は夜間、武蔵小金井区からの53編成は日中の回送であった。

三鷹区205系投入に際しては、事前に他区の205系を借入して検修訓練、乗務員訓練が行われたが、今回の209系では、性能面で従来車と同等とは言うものの、LED式行先表示器など細かい部分が異なるからか、また、ATS等の問題からか、他区からの貸出しはなく、実際に配置されてから現車を使っての訓練となったわけである。

なお、12月29日の59C運用658C(津田沼6:51発千葉行)からラシ52編成が運用に入り、同日の57C運用756C(津田沼7:14発千葉行)からラシ53編成が運用に入った。本当の一番電車となる658Cに充当されたラシ52編成には、シール式のヘッドマークが付けられた。

※「ヘッドマークは無しの予定」と書込んでいましたが、実際には上記のようにマーク付きとなりました。訂正させていただきます。

 


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